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【小鳩退場】沖縄「現実対応を」 宮崎唖然「約束は」(産経新聞)

 立ちはだかる難局にリーダーシップを発揮できないまま、退陣表明に至った鳩山由紀夫首相。「現実的な対応を」「約束は守って」…。普天間問題を抱える沖縄と口蹄(こうてい)疫問題の宮崎からはさまざまな声が聞かれた一方、霞が関の官僚は冷めた対応をみせた。

 「沖縄県民の気持ちを踏みにじった責任も取って退陣表明してくれれば、県民も振り上げた拳の落としどころがあった」。沖縄県政関係者はこう苦笑しつつ、「民主党も決して一枚岩ではないから先は見えないが、次期政権がどう移設計画を実行していくかにかかっている」と指摘した。

 また、保守系県議は「本土復帰から38年、われわれには日本の安全を守ってきたという誇りがあるはずだが、忘れてしまっている。大事なのは一刻も早く普天間の危険性を除去し、跡地の開発を考えることだ。現実的な対応を早く考えないといけない」と強調した。

 鳩山首相が1日に訪れた宮崎県。「(口蹄疫に対し)政府として万全の措置を取らせていただく」と口にした翌日の退陣表明に、首相と東国原英夫知事との会談に同席した川南(かわみなみ)町の養豚農家、河野宜悦さん(48)は「『できることはすべてやる』と言っておきながら…。約束は守ってもらわないと」とあきれた様子だった。

 原則無料化をうたった政権公約が宙に浮いたままの高速料金問題を抱える国土交通省道路局の幹部は「ああ、そうなんだ、という感じ。既定路線で驚きはない」と話す。

 文部科学省でも「政権交代するわけじゃないから、誰が大臣になってもそんなに政策の方向性は変わらないだろう」と冷めた見方が大半を占めた。

 また、複数の法務・検察幹部は「何もコメントする立場にない」と薄い反応。ただ、ある幹部は「自分の立場を離れて言う」との前提で、鳩山首相と小沢一郎幹事長が役職の辞任にとどまる一方、小林千代美衆院議員に議員辞職を求めたことについて「思い上がりだ。自分らが議員にしてやったとでも思っているのか」と憤った。

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by n0ak6rri08 | 2010-06-04 12:33